
昨日、ITコーディネータの説明会に参加してきました。
よくわからない状態で説明会を受けたので頭の整理をするためにちょっとまとめてみました。
目次
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ITコーディネータとは
ITコーディネータとは、『経営とITの両面に精通したプロフェッショナルです。
経営者の立場に立って「IT経営」をサポートします。』らしいです。
別の表現だと、『ITコーディネータは、真に経営に役立つIT利活用に向け、経営者の立場に立った助言・支援を行い、IT経営を実現する人材です。
時代の潮流はSaaS/クラウド-経営革新・業務改革ニーズに合致する戦略的なIT利活用の推進人材として新たな役割を担います。』
と公式サイトに書かれています。
(参考)ITコーディネータ協会 http://www.itc.or.jp/
この資格を知ったきっかけは
私にはぼんやりとした夢がありまして、それは将来的に独立したいということなのですが、たまたま住んでいる区で起業セミナーがあるってことを知り、先日参加させていただきました。
その中で、中小企業診断士の方とお話をさせていただく事があり、独立について相談させていただいた際にこの資格を知ることになりました。
独立したいけど何で独立するかは考えていない
そもそも独立したい理由というのが、持病が原因でたまに入院するのでその度会社をクビになるかどうか不安になるのを何とかしたいってのがきっかけです。
入院しても続けられる仕事で独立できれば、持病が悪化しても不安に思うことがなくなるので、Web系で何かできればいいなとこのブログも初めてみましたが、独立できるほどのWebサイト構築などの知識がすぐに習得できるわけないことは理解しております。
なので、そんなことを起業セミナーでお話ししても絵に描いた餅的な感じになりますので、病気のことは一旦忘れて、正直に独立について具体的に考えていないが独立したいと中小企業診断士の方に相談させていただきました。
今すぐに会社がなくなったとしたら何をするか
そんなしょーもない私の戯言なんですが、中小企業診断士の方は真面目に考えてくださって、私に「今すぐに会社がなくなって独立するしかない状態になったとしたら、何だったら起業できますか」と投げかけてくださいました。
そこで、ない知恵を振り絞ってみまして、今行っている業務を自社IT担当のいない中小企業向けに代理で行うことであればできそう、というようなことをお話しさせていただいた所、ITコーディネータという肩書きがあると教えていただいたわけです。
どうすればITコーディネータになれるのか
ITコーディネータを取得したからと行って、すぐに独立できるとは微塵にも思っていませんが、勉強することは今の業務にも間違いなく有意義だと思いますので勉強は始めたいと思います。
そこで受験内容などについてですが、説明会で説明してくれるだろうと深く考えておりませんでした。
ITコーディネータになるには、ITコーディネータ試験に合格するだけでなく、ケース研修というものを受講する必要があります。
ITコーディネータ試験の詳細
また、ITコーディネータ試験は受験資格が不要の通常の試験(税込19,440円)とは別に、専門スキル特別認定試験というのがあります。
専門スキル特別認定試験を受験するためには、募集開始時点で、中小企業診断士などの専門スキル特別認定制度の対象資格を保有していれば試験内容が一部免除となり受験料も半額くらい(税込9,720円)になります。
私、一応、情報セキュリティスペシャリスト持ってまして、これも対象になるみたいなので専門スキル特別認定試験で受験できそうです。
試験は8〜9月と2〜3月の年2回受けられるみたいです。
8〜9月に受験するためには、試験予約期間の7月1日(金)~ 8月25日(木)に申し込みを行う必要があるようです。
ケース研修の衝撃
ITコーディネータになるには試験に合格するとともにケース研修という6日間の集合研修を受ける必要があります。
費用はなんと、216,000円
費用だけがネックです。もしかしたら独立することになるかもしれないのに会社にお金出してとも言えません。
ちょうど直近の申し込み期間が過ぎてしまったので、もし受けるとしたら次は11〜2月に開催されるようです。
その前に専門スキル特別認定試験を受けてみて、もし受かったらケース研修を受けるかどうか考えたいと思います。
最後に
冷静に考えるとITコーディネータを取得したところでどうなるのかは全くわかりませんが、自己啓発だと思って前向きに取り組みたいと思います。
独立は独立で(自宅や外出先や入院中でも仕事ができるように)ちゃんと考えたいと思います。
なお、説明会の途中に講師の方が、「来年から試験制度が変わります。」ってさりげなく仰ってました。
(本当かどうかわかりませんので気になる方は直接協会までご確認ください。)
以上です、最後までお読みいただきありがとうございました。
当初は、ITC補に始まり、経験を積んでITCに昇格する仕組みで、経験・教育ポイントというのがあって3年で100ポイントを得ないと更新できない資格でした。IT利活用に関する経産省の補助事業などもあり、それなり持てはやされ、独立系コンサルタントにはそれなりに、お小遣い稼ぎになっていました。
情報系の企業では、ITCに手当の支給などもありました。
ITブームが去ると同時に、そんな需要も無くなり、ITC離れが進み、特に、ITを主たる事業に置かない人(税理士等)など中心に資格を手放す人も増えてきました。そこで、ITC協会は、ITC補の制度を無し、誰もが研修を受けることでITCとなれるようにし、また、資格更新のためのポイントを10ポント/年とすることで、基本的に、更新料を払えば誰もが維持できる資格としてつなぎ留めに動きました。また、新規ITCの発掘として、手当がもらえるなどをアピールして、企業内ITCや学生の就職活動としての資格取得を奨励するなどの活動転換しました。ますます、独立系コンサルのITC離れが進みました。
そんな中で、役立たない資格との声も上がってきて、企業でもITCに対する手当を中止するなどが進み、企業内ITCも減少してきており、近年は、ITCの人数の公表さえしなくなっていますが、おそらく、5000人を割っているのだろうと思います。
他に、もっと有益な資格がありますので、そちらをご検討されることをお勧めします。
一応現役ITC様
コメントありがとうございます!とても嬉しいです。
結局ITコーディネーターは見送りまして、情報セキュリティスペシャリストに以前合格していたこともあり、
情報処理安全確保支援士も検討したのですがこちらも見送り、現在中小企業診断士の勉強を始めました。
将来的にはITに強い中小企業診断士として独立したいと思ってます!